天気の子プロジェクト in 新潟
学校に行くのが難しい子供たちに向けた映画上映会
入場無料!
©2019「天気の子」制作委員会
日程
2020年1月23日(木)
13:00開場 13:30上映
※平日のこの時間に上映するのには「同級生に合うことなく楽しめる。」「昼夜逆転している子でも行きやすい」という理由のためです。
会場
ユナイテッド・シネマ新潟 (第9スクリーン)
新潟市中央区上近江4-12-20 Dekky401 2階 (Google Mapsで開く)
参加対象
・学校に行くのが難しい小・中・高校生
・通信制高校に通っている生徒
・フリースクールに通っている生徒
・上記の保護者か支援者の方々
上映詳細および注意
今回の映画はセンサリーフレンドリー(※)で上映します。
※ センサリーフレンドリーとは
感覚が過敏な発達障害の人に対する配慮。
そのため、上映中でも照明がついたままであったり、大音量が苦手な人には耳栓を無料配布いたします。
他にも
(1) 「人混みが苦手」「知らない人が近くにいるのが嫌」という発達障害を持つ人のために、空白席を設ける。ただし、予約受付状況によって空白席の数や位置は変動します。
(座席表の一例)
(2) ずっと座っていられるかわからない人は、自由に立てるように通路側の席やペアシート席を優先的に座ってもらう。
この上映会では「動き回って観てもOK」ですし「上映中の出入りも自由」です。
周りの人に対して大きな心を持って映画鑑賞することをお願いいたします。
「天気の子」を観た、ある中学生のお話
中学から学校に行けなくなったA君。
不登校になって以来、彼は人目が気になってしまい、なかなか外出もままならない状態でした。
そんなA君が夏に出会ったのが「天気の子」でした。
そして、「天気の子」は彼の心に何かを残していきました。
彼はこの映画を1度観たあと、再びこの映画を観るためにバスと電車を乗り継ぎ、何度も何度も映画館に通いつづけます。
そして。
彼は夏休み明けに適応指導教室に通えるようになりました。
さらに定期テストを受けに学校に行くこともできるようになったのです。
A君はこう言います。
「天気の子に出会ったおかげ」だと。
「天気の子」を観れば、学校に行けるようになると言いたいわけではありません。
しかし、「天気の子」には現状に苦しんでいる子供たちに前に進むためのきっかけを
を与えてくれる可能性をもっていることは間違いありません。
是非このイベントを通して、一度「天気の子」を観てみませんか?
天気の子プロジェクトとは
新海誠監督の最新作「天気の子」を不登校の子供たちとその家族に観てもらい、自己肯定感を高めてもらう熊本発のプロジェクトです。
現在「ダイバーシティ(多様性)の重要性」が声高に叫ばれています。 それにも関わらず、社会や学校の多くの大人たちは、【学校に行かない・行けない】子供たちを否定しようとします。それは、学校に行くことに対する本質的な理由から否定しているわけではなく、「子供は学校に行くのが当然だ」「学校に行かないのはサボっているからだ」という古い価値観や常識、無理解による偏見から生じたものなのではないかと私たちは考えています。
同時に、不登校の子供たちやその保護者という当事者たちもまた、この古い価値観や常識に縛られ、そして苦しめられています。
新海誠監督はインタビューで「(天気の子では)社会のセオリーから外れても自分たちを貫く若者たちを描いた」「観客が(自分を登場するキャラクターに当てはめて)当事者となって欲しいと願って作った」と言っています。
この映画は多様性を肯定する映画です。つまり、古い価値観や常識の呪縛に囚われずに生きていくというメッセージを伝える映画です。そんな素晴らしい映画を社会の常識で苦しめられている人々に繋げ、「自分らしく生きていく」ヒントを得て欲しい。それが私たちの願いです。
プロジェクト発足人からのメッセージ
私はかつて不登校を経験し、幼い頃から発達障害(ASD+ADHD+学習障害)を抱えながらも何とか51年生きてきた者です。うつ病も経験し現在治療中です。
私から心から願っていることは不登校の子供たちとその家族にこそ映画「天気の子」を観て欲しいことです。
この作品は間違いなく、現代社会で心の傷を負っている人の心を優しく包み込み軽くする作用があります。それは天気の子を20回以上鑑賞した私が実感しています。
この作品には「今の社会ではどんな状態の人でも生きていて大丈夫だ!」という強いメッセージが込められています。全ての人が存在を全肯定される素晴らしい作品です。
映画館には不登校の原因になる、いじめる子や先生達、嫌な出来事など何もありません。ご家族と一緒に是非1回「天気の子」を観に行って欲しいと切に願っています。
甲木哲哉(かつきてつや) 熊本市在住
主催・後援
主催者は新潟市西区にある「フリースクール ロビオキ」と、新潟市にある複数の「不登校親の会」の代表者です。
このプロジェクトは新潟市教育委員会の後援を受けている、公益性の高い非営利イベントです。
プロジェクトの趣旨をご理解してくださり、ポスター・チラシの設置をご快諾していただいた企業、団体の一覧です。(順不同、敬称略)
・イオン
・TSUTAYA
・清水フードセンター
・原信
・リオン・ドール
・スーパーマルイ
・にいつフードセンター
・コメリ
・第一学院高等学校
・ヒューマンキャンパス高等学校
・KTCあおぞら高等学校
・トライ式高等学校
・つくば開成学園高校
・精華学園高等学校
・さくら国際高等学校
・葵高等学院
・翔洋学園高等学校
・新潟翠江高等学校
・西新発田高校
・西新潟市民会館
・黒埼市民会館
・坂井輪公民会館
・アルザにいがた
・万代市民会館
・若者支援センターオール
・ひきこもり支援センター
・ほんぽーと
・市発達障害支援センターJOIN
・県発達障害支援センターRIZE
・市こころの健康センター
・県こころの健康センター
・ユニゾンプラザロビー
・新潟県女性財団
・新潟NPO協会
・鳥屋野地区センター
・ふとつな雑談部
・でこぼこの会
・アーベルの会
・まぁ~いっかの会
・敬和学園高等学校 葦の会